Memo

No.41

■物語を飾るのは体験なのかもしれない

 FGOの第二部終章を迎えました。それがメインの記事じゃないので、細かいことはまたおいおいね。ふせったーでも書いたし。
 正直アレってどうだったの?11周年鯖あるみたいだけどどうやって続くの?二部のバナーにclearって出てなくない?と色々疑問はあるのですが、それはそれとしてとても大きな感動を得られました。9年間付き合った作品なので思い入れが強く葛藤もありつつ素晴らしい体験ができました。

 長ければよいというわけでもなく、創造伝ワタルもたった2クールでしたがコンパクトに内容が詰まってて非常に楽しかった。公式の感想タグも覗いたら17話21話阿鼻叫喚で凄かった。あとまあ2クールと言ってもワタルシリーズ自体が35年以上の歴史IPなので重みが無いわけではないし。

 ジークアクスは皆で盛り上がって毎週コツコツ見てるのと、1人で一気に見るのでは感想が違うだろうねと言われていました。私はファーストはぽつぽつとしか知らないし、Zに関しては見たことないです。でも真面目な考察が全然当たってないのにトンチキな二次創作が当たってたりするのを見て、面白かったし楽しめた。推しのキシリア様死んだし、特にカプ萌えもなかった(キシニャアは疑似母娘で好きですが)けども。

 要するに作品に触れた期間の長さや作品知識はあまり重要ではなく、体験が良ければ作品の粗や展開は割と気にならないのではないか。逆に体験が悪いと全てを台無しにするよね。

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 本題です。そして前ジャンルの愚痴です。
 NARUTOの終盤ってその「体験」を与えることに失敗したんじゃないかなと思う。11年前なのでコンテンツ展開においてそれを意識できなかったのかもしれません。当時から完結に商機見出してるだけでファンの方を向いていないと主張してましたが、基本的にカップリング敗北者の意見は聞き入れてもらえないよね…。

 夏に映画THE LASTの情報が出て完結から3年後の時間軸のナルトのビジュアルがでました。原作ではラスボスと戦ってる最中なのに。そこから毎週キャラデザ発表され、10月にラスト5週カウントダウン始まって伏線回収できるのか不安な状態。映画の内容も妙に恋愛色強いし、主題歌CDのジャケットでカップリングが察せられる状態。
 つまり原作完結してないのにキャラの生存とナルトとくっつくのが誰かもネタバレされてたわけです。というか情報漏洩もあったしね…。勿論アニメもまだまだ忍界大戦真っ最中。映画もコミックス最終巻が発売される前に封切られました。「全てのNARUTOファンに捧ぐ」といいながら。はあ?
 原作最終回はお察しの通りで次世代編やるんだな~~って感じ。のちに最終回発情期という名フレーズが空知先生により生まれてしまった。
 
 その映画もナルトとヒナタのなれそめをフォーカスされてるものでした。前売り券の特典はナルトサスケカカシなのに、カカシは棒立ちサスケは40秒だっけ出番。当時公式カプ派の人が我々を監視しており「ラストの映画なんだから皆が活躍するお祭りのようなものが見たかった」って言う意見に「いつもと同じような内容になる」と返してました。サスケが木ノ葉の仲間として出演する映画は1作目だけで、1作目は7班のみです。ですので戻ってきたサスケと同期達、同盟を組んだ忍び五大国で映画を作る意義は普通にあります。
 ナルトとヒナタメインにするなら、二人を守るために死んだネジの墓参りくらいしたらいいのに思い出しもしなかった。映画の敵の倒し方が中忍試験のネジの倒し方とおんなじなんだよね。ネジ!技を借りるぜ!とかでもない。感じ悪すぎる。

 のちに忍たま(私はにわかです)の全員出動をみましたが、多くのキャラが魅力的に描かれており非常に楽しい映画でした。こういうのが見たかったと思って泣きました。
 当時今のようなアニメ映画ブームではなかったです。鬼滅やワンピやコナンのように100億目指そうというノリではなかった。THE LASTはたしか20憶くらいで、充分ヒットだとは思うのですが、もし今の基準で100億目指したいならあの内容にはしないよね。

 映画合わせでデータブック「陣の書」が出たのですが、最終巻までの内容が載っておりません。最終巻出る前だからネ。なので次世代の紹介がない。というか一つ前のデータブックと身長体重がまったく変わってない。全体的にとにかく雑。そして臨兵闘者皆陣ときて列の書はTHE LAST・在の書はBORUTOの映画入場特典、前の書は未だに出てません。原作20周年・25(完結10)周年・アニメ20周年の時もです。あと最終巻と同時に出た3冊目の画集の作りも雑だった。

 その後もまだアニメNARUTO放送中なのに父親&火影になったナルトの映画をやる始末…。そして次世代アニメやるという知ってた速報。
 アニメNARUTO最終回も原作700話をやらずあげくの果てにサスケ役の杉山さんのセリフなしで、カプにこだわりがない原作の熱心なファンですら激怒させるレベル。ヒナタ萌えスタッフの為の最終回でした。

 完結バブルの時シームレスに次世代編に情報を出していたので、数年経った時にサプライズ続編という手段使えないけど大丈夫かと思ってましたが、懸念した通りでした。BORUTOがTVアニメになってからは映画やってないからそういうことです。アニメ20周年の時発表された新作も2年半経っても音沙汰がない。ぴえろがBLEACH新作に力入れてる説がありますが、NARUTOがクッソ大人気だったら普通に優先するよね。

 どのファンを向いてるのかもわかりませんでした。カップリングは残念だったけど素晴らしい作品だったねと言いたかった。実際アニメ20周年かなんかのPVはとても出来が素晴らしく、私もTLの皆さんも絶賛してた。いいものは褒めるよちゃんと。
 ネタバレや雑なメディア展開で15年大好きだった作品の体験を大きく損ないました。そのせいか作品の粗が気になって仕方ないです。ここで冒頭の話になるわけです。

 奈須きのこ先生は体験というものを重視されています。実際に素晴らしい体験ができたからこそ、その価値について考えてしまった。去年進撃の巨人を一気読みして、それはもう素晴らしい物語だったのですが、リアルタイムでこの展開めちゃくちゃ盛り上がったんじゃないの!?と羨ましく感じましたし。
 まどマギの狩野さんのコメンタリーもかなり大成功だと思うんですよね。初見の反応を見ながら見ることで、当時の感想を思い出したり新しい視点で作品をみる体験ができるわけです。普通に再放送してるだけだったらあんなに見られてない気がします。

 体験がなくても傑作は傑作ですが、悪い体験だけは呪いになります。こんな文章書いてるのがいい証拠だよ。どうかこれから出会う様々な作品で良い体験ができますように。

雑記


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